留学先で強盗されました(カリフォルニア州サクラメント近郊で)


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留学先での強盗事件(カリフォルニア州サクラメント近郊で)

大分前回の記事から間が開いてしまったが
続けて行こうと思います。

16歳でアメリカの高校に自称、なんちゃって
女子サッカー留学したところまでお話しましたが、
実はそんな矢先、僕は強盗にあってしまう。

まだハロウィンの日に服部君という少年が
殺害された事件の記憶が真新しかった
1995年の冬、僕はスポーツクラブの帰り道、
道を聞くふりをして近づいて来た4人組(それも全員女のスペイン語圏の人)に
突然拳銃で脅されて、全ての所持品を取られたのである。

女4人とは言え、拳銃を持っていては殺されかねない。。。

英語もまだまだつたなかった僕だったら
とにかく必死に、なんとか命だけは助けてくれと
できる限り相手を怒らせないように必死で対応した。

はじめ道を聞いてきたので
必死に答えていたのだが、
人気がなくなるのを見計らって
突然 金を出せといわれたのだ。

はじめは ???
 なんのことかサッパリだったのだが、
状況がつかめると 僕の足は がくがくに震えていた。。

“ あ、俺死ぬかも。。。”

そう本気で思った瞬間だった。

留学する前に、アメリカは日本のように治安が良くないこととか、
小さい頃ロスに住んでいたのもあって
人一番気をつけていたつもりだが、
さすがにまだ日も出ていたし、女性だったので油断したのだろう。

気がついたときには もう遅かった。

カリフォルニアでも大都市のダウンタウンを除けば
人気は全然なく 何をされても誰も助けてくれるような人はいない。

次に思ったのは

打ち所が良ければ 命だけは助かるかも。。。。

そう真剣に思った。

とにかく逆らわないようにと
言われたことは全て従った。

僕が両手を挙げて無抵抗にすると

“いや、手を下ろせ、友達みたいにフレンドリーにしろ”

と、無理難題な要求をしてきた。

こっちは殺されるかと思っているのに
そんな演技ができるかいな!!!!!

今考えれば もともと命を狙うつもりはなくて
単に金目の物が欲しかっただけだろうが
現に日本人留学生はアメリカで何人も殺されている。

とにかく命だけは助けてくれと 何度も言った覚えがある。

僕は本当に貧乏だったから
持っていたものは

おかんが日本から送ってくれたばっかりだった サッカーマガジン
アメリカで2000円くらいで買った ウォークマン、
そして1セントのコインが数個。。。。

そしてそれを入れていた 2000円くらいのかばん。

財布も持っていなくて あったのはジムの会員証と高校の学生証だけ。

アジア人のいないその町では、
僕は金があると思われていたのだろう。
随分拍子抜けしたみたいだった。

そして 何もとるものがないと思うと

“そのプーマのパーカーを脱げ”

と言ってきた。

これが多分一番高価だったろう(笑)
 
Kazuとお揃いのものを 日本で買ってもってきた
サッカー用のジャージである。

その次は
“プーマのズボンも脱げといわれた。”

さすがに これには
命からがらといえど まだ昼間。

“え、まじっすか??”

と問い返してしまった。

すると 仲間のうちの一人が

“やっぱりそれはいいや” ←どーいういみやねん!!

と言ったので助かった。

この間とてつもなく 長い時間に感じられた。
一瞬一瞬 まだ心臓が動いていることを
確認していたように思う。

それだけ 死 と向かい合わせの瞬間だった。

そして 短くも長い 約10分ほどの拘束の後
僕は解放された。

しかし、自転車にのって 家のドアを閉めるまで
いつ後ろから銃で撃たれるかと 
生きた心地がしなかった。
犯人の顔を見ているのである。
殺されても仕方ないと思った。

だけど僕には顔どころか
犯人の車の色でさえ 思い出すことは無理だった。

家についてすぐに
不慣れな英語で 警察に電話をした。

多分 アメリカに来て一番上手に英語が話せた瞬間だったと思う。

人間切羽詰ると どうにかなるものである。

5分もすると 警察が来てくれた。

震える僕を優しく慰めてくれた。

だけど、こんなことは日常茶飯事なのだろう。
結局犯人は捕まらなかった。
それもそのはず、
車の色さえ 恐怖のせいで覚えていないのである。

ホストファミリーのお母さんは
この事件を 新聞社に連絡し
何故か1面か2面に載ってしまった。

この事件をきっかけに
僕は翌年、ハワイの寮制の高校に転校することになるのだが。。。。
そこで再び “女性”に恋してしまうのである。

次回はハワイでの高校生活をお送りします。

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