最後の難関


| コメント(6) | トラックバック(0)

僕には子供がいない
娘も息子もいないし
兄弟も姉妹もいない

だから

父親たるもの
母親たるもの
姉妹たるもの
兄弟たるものが

娘を姉を妹を
嫁にやる気持ちなど
想像できる範疇のことではない

だが少なからず
もしも元彼女が嫁に行くということがあれば
それが限りなくそれを理解する
もっとも一番近い例のような気がする

僕は何を思うだろう・・・

きっと

複雑だと思う。

正直気持ちがない相手だったとしても

胸が痛い 

というよりか

なんだろう・・・

頭では喜ばしいことだとわかっているし
喜んであげたいと思っていたとしても
なんだか解らない切なさと惜しさと
なんだか解らない悲しさで
胸がいっぱいになるだろう


だけど

それ以上に

心の奥の奥では

絶対に絶対に
幸せになってくれ!!

そう思うだろう。

おまえが選んだ相手を

信じようと思うだろう。

そう思わないと
きっといてもたってもいられなくなるだろうから。

じゃあもし

僕に娘がいて
僕のような人と付き合っていたらどうだろう。

もしかしたら
最初は男に取られるよりマシと思うかもしれない。

きっと

娘自身が
男を好きじゃないとか
純男が嫌いな子だったら

仕方ないと思えるだろう。

でも

もし男が好きなのに
たまたまFTMだったら
どう思うだろう・・・

こんなことを書くのも言うのも
自分に対しても
FTMの人たちにも申し訳ないとは百も承知だが

きっと

なんで寄りにもよってあいつなんだ!!

そう思わずにはいられないだろう。

もちろんそれは
FTMという場合に限らず

もしかしてどんな人だったとしても
何であいつと・・・
と思う親だって多いだろう。

仮に僕が

どんなに稼ぎが良くて
どんなに人間的に信用できて
どんなに誠実そうで
どんなに気に入られるような人間で
どんなに一般の男の人より男らしくても
どんなに一緒にいる娘が幸せそうだとしても

娘が体験するであろう

社会的な不安定さ
世間からの視線
子供が作れないかもしれない現実

そういう事を考えたら

反対しない親はいないだろう。

もちろんそれは娘を思ってのことだろうけど。

僕が
どこからどう突っ込まれても
普通の男よりも
何倍も何十倍も
例え優れていたとしても

僕が女で生まれてきたという事実によって
どうにもならないことは
現実としてある。

もしその壁を
唯一超えられることがあるとすれば
それは

僕自身が
相手のことを
どこの誰よりも心の底から信用し
心の底から僕といることが相手にとって幸せだと
確信でき

そして

一緒にいる相手も
僕のことを
どこの誰よりも
心の底から一緒にいたいと思っていて
心の底から一緒に乗り越えて行こうと

そう思っていなければ

きっと

乗り越えるのは難しいんじゃないかな・・・

そんな気がする。

もし二人の気持ちに迷いがなければ
不利な条件とかがいくらあったとしても

きっとそれは
いつかご両親にも通じる

そう思う。

僕は背もチビだし
力だってそんなにないし
はっきりいって
もし僕が

娘さんを下さい!

なんて言ったら

怒られるというよりは

え?君何いってるの?女の子でしょ?

とか笑われる位かもしれない。

マジな話にさえならないくらい
きっと男に見えないだろうから

僕自身

自分がどれだけの器で
どれだけの強さや弱さを持っていて
どれだけ本物の男?に近いとか
そんなのわからない。

近いとか近くないとか
そういうの比べるのもあまり意味はないんだろうけど・・・

だけど人間って

いざって時に出るような気がする

思いの強さとか
自分の持ってる弱さとか強さとか
自分の中の自信のない部分とか
誰にも負けないかもしれない何かとか

いざって時に
本当の自分を知るような気がする

いざって時に
本当の相手も知ることになる気がする

そんなものを僕自身が知った結果

僕は無理だって思うかもしれないし
僕しかできないって思うかもしれないし

だけど思う。

もっと強くなりたいって。

体の強さは限界があるけれど

心の強さに限界はない。

そんな気がする

人なんて
いつどうなるかわからない

だからこそ
どんな状況にも
どんな変化にも
どんな危機一髪な状況にも負けない

強い心を持ちたいと思う

いざって時に見る自分に失望したくない

何より自分自身の為に。

そういえば昔不妊治療の会社で働いていた時
凄いなって思う男性と出会った。

彼は男前で性格も良く
本当にいくらでも彼女なんてできるでしょ!
という人

だけど

彼の奥さんは
生まれつき子供が生めない人だった。

だから
二人はアメリカまで
代理出産をしに来ていた。

彼女の子供を生むことは無理だから
せめて彼の遺伝子を持った子を
二人で育てようと思ったのだろう

その事自体は賛否両論があるだろうが
僕が凄いと思ったのは

それを知った彼が
家族や親戚からの反対にもまけず
彼女を守り通し
逃げないで
その現実を受け止めた上で

彼女を愛し続け
一緒になることを決意したということ。

なかなか若い男女にできる決断ではあるまいと

そんなことをみじんも感じさせない
本当に明るくて
前向きで
そして
仲良しな二人を見ていると

二人を乗せて運転していた僕は
とても清清しい気持ちになった
心がホカホカしてきたのを覚えている。

二人の絆も
彼自身も
彼女自身も
いざって時にも
負けなかったんだなって

そう思った。

良くやったのは彼だけじゃない。
彼の子供を生んであげられないことを知りながら
それを背負う彼の葛藤からも目を反らさずに受け止め
背負っている彼を信じる抜くということができた彼女だって

あっぱれだ!

もしきっと彼女が妊娠できる人で
ある日突然
彼が交通事故で
動けなくなっても
きっと彼女も逃げないで
いてくれるんだろうなぁ・・・

なんて
ちょっとだけ思った。

もちろんこの事実が原因で
彼が別れを選んでいたとしても
僕は責めるつもりもない

それは一つの選択として
尊重されるべきだと思うから

実際に
不妊が原因で離婚した人たちを
僕は複数知っている

悲しいことだけど
そういう現実はある

大なり小なり遺伝子を残したいというのは
人間のDNAに刻み込まれているであろうことだから

現に僕だってそうだし(^^;

こんな遺伝子残すな!!

って言われそうだけど(笑)

遺伝子を残す残さないは別としても
僕が生きている間に
日本で同性結婚が認可されるかは微妙だけれど
せめて家庭がない子供たちの
里親になれないかとは思う

これだって僕のエゴだろうし
自己満足の偽善行為かもしれないけれど
もし僕がいることで
僕の下手くそな料理だったとしても
愛情を感じてくれて

ジジイ うめーぞ!

って言ってくれて

少しでも

幸せだな!

って思ってくれる子供達がいるのであれば
僕は心の底から自分の子のつもりで
できる限りの事をしたいなぁと思う

言うのは簡単で
実際に子供がいたら

やーーーーーーーーーー!!!!

ってあったまくることだらけで
投げ出したくなったりするんだろうけど。

犬一匹でこんなに大変なんだから(笑)

まっ(^^)

人は
傷つけたり傷ついたりして
だけどそれをプラスの力に変える事のできる
凄い生き物だったりするわけだから

大したもんです(笑)

芸能人も愛用しているシークレットシューズ 全国送料無料中

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ftmkeijiro.com/mt-tb.cgi/644

コメント(6)

こんばんは。
私は今、大好きな人と微妙な関係で
友達ではあるんですが、すごく好きで
今までの人生の中で1番好きって思える人です
彼も私のことをすごく大切に思ってくれてる
っていうのは伝わってきます

でも、付き合っているわけではなくて…
私はずっとずっと彼と一緒にいたいです
それが私にとっての幸せです
これから私達はどうなるのか、わかりませんが
私ももっと強くなりたい
彼が心に秘めているものを話してくれる日が来るといいな
と思う今日このごろです

文章力がなくて、すみません(^_^;)
またおじゃまします

こんばんは。

人間って色んなことあって、一つ一つ乗り越えて強さや優しさを身に付けていくんだろうね。俺もずっと心の強さを求めてきた。もっともっと強くなりたいと(^_^;
いざっていうときに、慌てたり、うろたえたりしない自分。でも、それって今をきちんと信念をもって生きているかどうか、自分のやる事に対して信念を持ってやっているかどうかだと俺は思ってる。その日々が、いざっていうときにでるんだと。
っていっても、俺もまだまだなんだどね・・・汗

息子たちが成人して、
やはり一番心配なことのひとつは、
恋愛対象や、結婚相手。

俺の遺伝子は、俺の願望どおり、この世には残らない。

今のところは、いたってノーマルだけど、
もしも俺と同じようなことになったら・・・
受け入れることは、時間はかかるけど、可能だろう。
しかし、何ゆえ俺と同じ苦労を背負わねばならないのか、と 自分を責めるんだろうと思う。

こんばんは。
けーじろーさんの言葉にも、コメントを書かれるみなさんの言葉にも、
毎回たくさん励まされています。

仕事でも、結婚でも。その他もろもろ・・
人は人! 自分は自分!! 
って、頭ではちゃんと理解してても、
心ん中が ざわざわ ざわざわ …してしまうんですよね..

100%他人を意識しない生き方なんて
有り得ないですもんね。
気になって、当たり前ですよね


・・なんて 時々弱気になる自分を励ましながら(笑)


ん?っ!でもやっぱり頑張ろ。 自分の明るい未来を信じて、期待して、
毎日を大切に 過ごしていきたいです。

はじめてカキコさせてもらいます。
けーじろーさんのブログを見て涙が止まらなくなった。僕の彼女は今度親の勧めで見合いをします。
僕は彼女を止める事もせず、止めるのに必要な言葉も出てきませんでした。
逆に彼女が見合いをする相手が良い人で彼女が幸せになるなら身を引く気でいます。
その後の自分がどうなるかあまり想像したくないけど、彼女は僕と付き合うより、やっぱり普通に結婚して子供を産んで・・・それが彼女にとって幸せな事って勝手に思ってます。
彼女がこの見合いで出す結果を受け止めようと思います。
汚くてよわっちぃけど・・・
僕は色々なことを乗り越えられる強さを持ちたい。

マイミクのけーじろー君。ブログには初めてカキコします。
私達は一緒に生活を始めて10年になるのですが、私の親にカムアウトしたのは付き合って6年が経過してからです。
それまではどこの誰と付き合っているかも言わないまま、家出同然で彼の家に居ついていました。
相手が誰であろうと私が幸せである事。一緒に居る人のおかげで娘が成長したと感じてもらえる事。その為に必要な6年間でした。

最初、母親にだけカムした時「もっと早く打ち明けてくれれば良かったのに」と言って泣かれました。そして後に母から事情を聞いたお父さんは「世の中たくさん男はいるのにどうしてよりによって・・・」と反対したそうです。
たくさんの男の中から彼を選んだのではなく、運命の人が彼だっただけの事。
その事を根気よく分かってもらえるまで話しました。

彼がGIDでなければ良かった、普通に男として生まれてくれれば良かったと思った事は、不思議と一度もないのです。
家族やたくさんの友達に祝福されての結婚や、子沢山の家庭を夢みていた私にとっては多少予定は狂いましたが、彼がGIDである事が別れる理由にはなりません。
それは彼を男としてだけではなく、一人の人間として愛しているからだと思います。

無いものねだりの世の中だからこそ、彼といる事で当たり前の生活が一層幸せに思える。
彼が生まれてきてくれた事、そして私を見つけてくれた事をとっても感謝しています。

GIDであるが故に背負わなければいけない荷物は彼と私で半分こにして生きていきたいな?と思います。

ブログ記事カテゴリ

ホル太りにつき減量中


携帯からも読めます

携帯サイト

性同一性障害関連情報

このブログを購読

無料アクセスカウンター

FTMけーじろーブログについて

けーじろーのプロフィールへ

このサイトはFTM(性同一性障害・GID)の当事者によって運営されています。性同一性障害当事者として、 カウンセリングから男性ホルモン投与の記録、今後予定している性別適合手術(性転換手術) までの道のりと、その日常生活を綴っています。 詳しくはこのサイトについてトップページをごらん下さい。

タイで性別適合手術をお考えの方へ

ひまわりカフェ 特別割引のご案内

僕のお友達がやっているタイのSRSアテンド会社さんです。 僕もタイに行ったときに、タイ市内観光とかでお世話になりました♪ スタッフの方はみんなメチャメチャいい人たちで 同じFTM当事者(それも、全部のオペ終えてます!)なので 本当に安心して、色々聞けると思います。
こちらの専用フォームから申し込むと 特別に1万円割引にしてくれるそうです。なんとも嬉しい。 タイで1万円浮けば、かなり飲み食いできます(笑)。タイミングの合う方がいたら是非♪

今月のおすすめサイト
AX