FTMと彼女(戸籍上同性)マンション購入体験⑥ ~公正証書?~

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"一目ぼれ" の物件に出会ってから1週間。
本当なら "無事、ローンの審査下りました~♪" るんるん♪

なんていう日記が、今日あたり書けると思っていましたが

案の定? 予想通り??

銀行から "ちょっと待った~" という状況になっています。

それは、ローンの審査を申し込んでから2日後のことでした。
収入証明や住民票など、必要な書類は全部提出し
あとはローンの審査待ちだけだった僕らですが、電話をかけてきた不動産屋のお兄さんが

"本当にすみません。今になって銀行側がですね、色々と言ってきまして・・・"

"どうしました?確か、同性同士での前例があったんですよね?"

"はい。私の確認不足で本当に申し訳ないのですが、実は、前例の男性ゲイカップルは、最終的には、片方の収入が低かったので、片方の名義でローンを組み、購入後に公正証書等で書類を作成し、二人の中で、借用書だったり、物件の所有権についての取り決めを行ったそうなんです。つまり、ペアローンていう形を、最終的には選択しなかったので、突き詰めていったときに、どんな法律の壁があるかっていうところまでは、銀行側もわからなかったそうです・・・。"

"なるほど。つまり、そこの銀行では、同性同士(戸籍上他人)の、ペアローンの前例はないと。。"

"はい。どういうことかと言うと、仮説でしかないのですが、結局 "万が一どちらかが亡くなった場合等に、ペアローンの購入の場合、片方のローン自体は、団体生命保険がカバーするので、支払いは免除になるのですが、残された、マンションの半分の所有権の行き場、つまり、相続が問題なんです。例えばですが、法律上は親御さんか子供、兄弟になるのですが、その方々が"僕はここに住むつもりはないから、"売ろう" となり、残されたほうが住めなくなったり・・・ もちろん権利を買いとることは可能ですが、それではお金が大変。逆に、所有権を放棄して、"いらない"と親族が言った場合は、国、つまり競売にかけられてもってかれる可能性もある。だから銀行としては、親御さんに保証人になってもらって、後でモメたくないようです・・・"

"なるほど。現在、子供もいない、二人とも兄弟もいない、となると、親だけなので、正直問題になることは考えづらいが、やはり何がおこるかわからないから、銀行としては両親が保証人になることで、確証が欲しいわけですか。。。"

"そういうことみたいです"

"う~ん。。。 まあ、変な話、僕の場合、嫁に安心して遺産を残してあげられないなら、マンション購入自体、意味がないんですよね。。。 安心して、残したい相手に遺産や資産を残せないなんて、なんだか、銀行のローンだの、かんだの。。。それ以前の問題のような気がしてきました。 正直、親を巻き込んでの購入は、一切考えていないので、僕と彼女の間で、遺書を残したり、公正証書を作って、なんとか対応できないでしょうか・・・。"

僕が電話越しでそう言うと、

"ほんと、いや 、そうなんです。僕もですね、色々調べて、お二人にも何度もお会いして、これほどまでにお互いのことを真剣に考えていらしゃって、"遺書を残してまで"というお気持ちがあるのに、理不尽でならないというか、僕も悔しいんですよ。法律を見れば見るほど、なんとかしたくって・・・ ほんと。。。。力不足ですみません。でも、知り合いの行政書士に聞いたりして、色々と引き続き調べてみます。。"

と彼。

電話口から聞こえてくる彼の熱い思い、感情を隠しきれない彼の熱のこもった言葉を聞いていると、もはや 

"なにが何でも物件を売りたい" 

という営業マンではなく、世の中の見えないところでおこっている理不尽なことや、ぼくたちの直面している現実に、一緒になって悔しいと感じて、一緒になって立ち向かってくれている、一人の仲間だという気がしたと同時に、

熱意は伝わるんだ!

そう、改めて実感した。

僕と一緒の気持ちになって、一緒に熱くなっている彼の声を聞いていると
嬉しくて涙が出そうだった。

あの日、はじめて折込チラシで見つけたオープンハウスで、偶然会った彼に、最初から包み隠さず、本当のことを言ってよかったな。。。と、思うと同時に、彼の誠実な人柄に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

"わかりました。それでは、公正証書等でどこまで対応可能かも、銀行に聞いていただけますか?ただし、公正証書でというのは、あくまで暫定的というか、一時的な問題回避で、根本解決にはならないと思います。僕も自分でいろいろ調べて、公的機関などに聞いたり、訴えたり、自分の今の状況をリアルに伝えていくということで、並行して動きましょう"

そう、彼に伝えた。

"わかりました。僕も色々きいてみます" と彼。

"ほんとうに、面倒な客ですみません。必要以上に時間も労力も取らせてしまって。。。" と僕。

"いやいや何をおっしゃいますか。僕も悔しいんですよ。正直ふざけんなって思ってます"

そう彼は言い残し、電話を切った。

めぐりめぐって、まわりまわれば、誰かをおいてきぼりにする、弱者、少数者を置いてきぼりにするルールが、法律が、結局は民間の会社や企業の経済効果という意味でも、悪影響を与え、もっとかみくだけば、営業成績になりえる商談を、法律が阻止する ということだって多いにあり得るわけだ。先日加入した健康保険も、似たいような事例ですね。

そう考えると、営利ありきの民間企業を見方につけて、巻き込んだほうが、法律が変わるのも早かったりして。そんなことを思うこのごろです。

電話を切ると、何かを察した嫁が、夕食を用意して待っていた。

大丈夫? と心配そうな彼女。

一部始終を説明した。彼女も悔しそうだ。

まあ、どちらかと言うと、彼女の悔しさは、
素敵すぎる物件に対してだが(笑)

説明しながら、彼の熱意を改めて思い出すと
僕も思わず目頭が熱くなった。

同時に、

誰も何も悪いわけではないのに
こんな理不尽なことに直面させられていることを改めて実感し

いわれのない 悔しさ、
そして、
もうこれ以上抑えることのできない"怒り"がこみ上げてきて、

最後には思わず

ティッシュのお世話になってしまった(笑)

↑↑ 鼻血ではありませんw
↑↑ オナニーでもありません (←つうか精子は出ないしw)


公正証書の効力等の話を含め
火曜日くらいまでには、銀行から回答があるはずなので
続きはまた 次週こうご期待~♪

といいつつ、自分でも色々と調べまくりたいと思います。

いい情報見つけたらもちろんシェアしますので
情報お持ちの方いましたら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。

引き続き、よろしくお願いしますm(_)m

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