FtM性転換手術説明会 スキット先生訪問
昨日は、FTMの性別適合手術(SRS)では世界的に有名で
大変権威のある、ヤンヒー病院(タイ)のDr.スキット先生による
説明会に行って参りました。
オフィシャルサイトはこちら
http://www.yanhee.net/index_en.asp
会場には170名を超える
FTM当事者とそのパートナーやご家族の姿が。
まずは簡単にヤンヒー病院の説明が行われ
症例数の推移や、国別の患者数、手術内容の割合
それから、なぜかヤンヒー病院のマーケティング戦略の話までw
丁寧に説明してくださいました。
グラフを見ると一目瞭然。
ヤンヒーでの性別適合手術(SRS)の患者数は
ここ10年ほどはずっと右肩上がり
それも、FTMの割合、日本からの患者の割合も
急増していることがわかりました。
その他の国では、韓国、オーストラリア
最近ではUAEからの患者さんが多いようす。
性別適合手術(SRS)に限らず
顔の整形(二重まぶたや鼻を高く・・・とか)や
ダイエット(脂肪吸引とか?)、髪の毛の増毛から
心臓病?などの手術まで幅広く行っているらしく
本当に「大病院」って感じでした。
施設の規模やスタッフの数とレベル
症例数の多さや世界的な知名度でいったら
かなり信頼できるところといえそうです。
しかし、僕にとっては少々問題が。
それは、僕が一番に希望している、
「ミニペニス形成」のことが行われていないこと。
(※ミニペニス形成とは、陰核陰茎形成術のことで、クリトリスの増大手術を行い、尿管をつなぐミニペニス作成の手術です※タイにあるほかの病院、PAIとガモンクリニックは確か可能なはず)
ヤンヒーの術式だと、ペニスを形成する際
前腕にどうしても大きな傷が残るので
そこはやはり悩みどころ。
また、性感帯に関しても、腕の組織を持ってくるので
いくら神経をつないで、感度も戻る・・・といわれても
どうしても不安は残ります(僕の場合は)
スキット先生によると、失敗もほとんどなく
最近では、尿道も若干大きめに作るからか
尿がつまったり漏れたり・・・も少ないようですが
とはいえ、とてつもなく大掛かりな手術であることは間違いない。
(過激映像のため一部早送りでしたが)
実際のFTM手術の動画も、一部始終見せてもらい
スキット先生の「神業」ともいえる技術は十分に伝わりました!!
しかし、(これは完全に個人的なことですが)
僕はどうしても「前腕」を使った手術を行う気にはなれず
また、「膣閉鎖」に関しても質問がしたかったので
質疑応答の時間に手を挙げまくる・・・・も
まったく当ててもらえず(笑)
やむなく、講演終了後、スキット先生のところにかけより
忘れかけの英語で直々に質問をぶつけてみることに。
(※以下の対話は、僕(ド素人)が、ド素人の英語で質問したものであり、内容の正確性は保障できません。かならず手術をお考えの方は、医学の知識のある通訳を通すなどして、ご自分でご確認ください!!)
僕 :「あの、いくつか聞いていいですか?」
スキット先生: 「もちろん(ニコニコ顔)」
僕 :「膣閉鎖に関してなのですが、メリットとデメリットや、閉鎖を行わない場合に、それがどう手術に影響するか教えてください。」
スキット先生: 「ん?なんで膣閉鎖を行わないのだ。男になるんだったら、ペニスと穴が両方あったらおかしいじゃないか。」
僕 : 「いや、それはそうなんですけど、人によっては行いたくないとか、色々選択肢があると思うのですが、その場合に、膣の組織が使えないと手術ができないとか・・・そういう意味で聞いてるのですが」
スキット先生: 「君のような質問をする人間は大勢いる。しかし、そういう人は自分の性別をどう表現するのか?男なの?女なの?男なら「膣」はいらないでしょ?・・・膣を残したら男か女か決められないじゃないか(永遠にこれを繰り返す)」
(ようやく遮って)
僕 :「ですから、それはそうですし、あなたの性別に対する「お考え」がそうなのは十分にわかりましたが、実際に他の国とかでは、膣閉鎖をしない場合もあるわけで、あくまでそのリスクやペニス形成手術への影響を教えてください」
スキット先生 :「いや、だから男になるのに何で「膣」を残す必要があるのだ?!いったい何のために残すんだ??、」
僕 :「もちろん、閉鎖した際のリスクもありますが、やっぱり一番の理由は、性感帯の維持じゃないですかw セクシャルプレジャーですよ sexual pleasure)」
スキット先生:「ほら見ろ。そうだろ?。みんなそうなんだよ。でもおかしいだろ。男になるんだったら、女の要素は全て排除すべきじゃないのか。膣を残している限り、ずっと「おりもの」が出てくるんだ。そんなの変じゃないか。」(とまるで、GID患者が、嫌悪している性器で一切の快楽を得ることはおかしいと否定する内容が続く)
僕 :「先ほどの写真では、子宮・卵巣を摘出したら、自然と膣が萎縮していっているようでしたが、膣閉鎖をしない限り「おりもの」は出るということですか?」
スキット先生:「そうだよ。そこに道(膣の道)がある限り、分泌されるんだよ」
僕 :「なるほど。先生のお考えは大変良くわかりました。ちなみに先生はミニペニス形成術は薦めていらっしゃらないのですか?」
スキット先生:「あれをやっても結局、後になって皆、"やっぱり大きいのつけてください”って来るんだ。だったら最初からやったほうが手術が簡単だし安全だ。膣もそう。後になってから閉じてくれ・・・っていうのが多すぎる。だから最初から薦めるのだ」
僕 :「大変良くわかりました。じゃあ先生がつくる睾丸は感じるんですね?」
スキット先生:「もちろん感じるさ?。膣周辺(大陰唇?)の組織なんだから」
僕 :「じゃあ、先生がつくるペニスでイクこともできるんですか?」
スキット先生:「もちろんイケますよ!」
本当はもっと色々聞きたかったが、あとが詰まっている様子だったので
ここら辺で切り上げました。
わりと一方的に先生が話していたので
割り込んで突っ込むのが大変でしたが(笑)
直接話してみて、本当に良かったです。
テクニカルなことだけでなく、
先生の「GID」や「性別適合手術」に対する考えが明確になることで
先生との「相性」や「思想」もわかる気がします。
もちろんスキルや設備も大事ですが
やっぱり最後はそのお医者さんとの 「信頼関係」だったりが
満足のいく「結果」につながる気がします。
(医学の知識ゼロで、あまり大きなことは言えませんが)
僕の印象としては、スキット先生はやや
男と女に関して「古風」な考えをお持ちのようですが
だからこそ、今まで大きな失敗もなく
「ペニス形成」をすすめてこれたのも事実だと思います。
「快感主義者」であり「リベラルすぎる」僕からすれば
「一部のニューハーフさんみたいに、ペニスとおっぱいが共存してて何が悪いの?」
「FTMの人が、男性とエッチするときに膣性交して何が悪いの?」
「MTFの人が、タマはとっても竿は残して、男時代みたいにオナニーして何がおかしいの?」
などなど、すごい露骨な表現で書きましたが、色々思うことも山積みです。
「自分の体は嫌、だけどキモチ良さを知っているからやめられない」
みたいな人、ぶっちゃげ多いと思うんですよね。
あんまり語られてないだけで。
性同一性障害(GID)だからといって
性の喜びへの権利(The right to sexual pleasure)
を放棄する必要はないと思う。
そんなことまでは、お医者さんに
決めてもらうことでもないし。
でも、スキット先生に言われて気づいたこともありました。
「ボクはどちらかと言うとトランスセクシュアルではなくて、トランスジェンダーなのねー」と。
今までそんなんどっちでもいいやーって
割とないがしろにしてましたが
バリバリの「トランスセクシュアル」だったら
元の性別の性器(嫌なほうの)では
たとえどんなにキモチよくても
それを使って「感じたり・キモチよくなる」こと事態
考えられないことなのかもしれません。
(推測ですが)
自分の女の体はキモチ悪い
自分の女の体が意味不明
自分の女の体はお風呂で見るのも嫌
女性らしい部分はすべて排除したい
女性器を見られるのは絶対に嫌だ
女体を見られるのは絶対に嫌だ
女性として扱われるのは死ぬほど耐え難い
ずっと物心ついたときからずっとずっとそうでした。
しかし、同時に
「よりキモチよくなるためには どうしたらいいのか」
と、自分の体に嫌悪感があっても、
使える性感帯はひととおり使ってみないと損である(笑)
なーーーーーんて思ってる時点で
僕自身は、
たぶん「性器レベル」では、そこまで自分の体を嫌悪してなくて
もっと「生活レベル」「見た目レベル」での嫌悪なのかなって。
座ってトイレをするたびに 「ため息」は出るし
ふくらんだ胸に「嫌気」はするけれど
「あーーー 俺の中にある卵巣と子宮がキモチ悪くて吐き気がする」
とまでは、正直見えない部分だからあまり思わない。
そういう意味では、WIKIでも定義されてる
TV(=トランスベスタイト。異性の服装を身につけることによって性別の違和感を緩和している状態)
TG(=トランスジェンダー。性ホルモン剤の投与で体つきを性自認の性別に近づけ異性装等を行う状態)
TS(トランスセクシュアル。ホルモン投与による体の変化でも悩みの解決がなされず、外科的手術により性器の外観を性自認の性器に近づけ性自認の性で生活する状態)
で言えば、僕は2番目と3番目の間くらいな気がします。
もっと言えば単なるFTM変態みたいな。
自分の女体は気持ち悪いけど、女体のくせに「感じて」しまっている自分が
死ぬほど嫌であると同時に
どこかいつも「客観的」に見てしまっていて
DNAレベルでは結局「まだまだ女な自分」に対を
死ぬほど「嫌悪」すると同時に
そんな自己矛盾にある意味「興奮」してたりして(笑)
まさしく 変態です。
でも、本当に昨日は参加してよかった。
「100%生きていけないほど、自分の性器を嫌悪」していないかぎり
(特に下半身・内性器)の性別適合手術なんて考えるべきではないと
そんな風に念押しされた気がしました。
Dr.スキット先生は、かつて性別適合手術を受けて後悔し
自殺してしまった人がいることをお話してくれた。
つまり、それくらいの「覚悟」と「確信」がなければ
安易に踏み切るものではないのだと
改めて思い知らされました。
だからなのかな・・・
個人的にはMTFとかFTMって言葉より
なんだか ニューハーフとかおなべって言葉が好きなのは。
商業用の「単語」っぽくて、当事者でも嫌がる人はいるけど
僕はニューハーフとかおなべっていう単語は
どこか「ユーモア」と「笑い」、そして「エロス」が優先されている気がして
「障害」や「悲壮感?」「苦労」のイメージがなんとなく先行している
「性同一性障害」(FTM/MTF)っていう言葉よりは
個人的には自分にはあっている気がします。
超長いので、今日はこの辺で
p.s.
読者の皆様へ
最近よく、「当事者でもないのに、私みたいなノンケ?が、軽率にコメントしていいのか・・・」と、・・・というメールをもらいます。でも、ぜんぜんしちゃってください! むしろ、例え辛口のことでも、たとえ一部言葉が不適切でも、それを「一般の声」として知れることが大事だと思いますので、まったく遠慮は無用です。もちろん、当事者の方も、どんな些細なことでも、一言でも、何か「思うこと」がある方は、気軽にコメントいただいて問題ございません。僕一人の一方的な考えをブログに掲載しても、大して面白くないし、あまり社会に役立ちませんから(笑) 改めまして、いつも訪問して下さる皆様に感謝です。














MIXI以外では初めてコメントさせて貰います。
けーじろーさんも講習会に参加されていたんですね!俺も参加してきました。
是非お会いしたかった!
質疑応答の時に英語で質問されていた方いて、もしやけーじろ?さん!?って思いましたが違ったようです(笑)
俺も膣閉鎖はあまりしたくないです。あったものを人工的にふさいでしまうのは、絶対にマイナスしか生まないように感じるからです。
機能しないんだし別にあってもいいじゃんって思います。ないものを作ってくっつけるのだから同じ事かもしれませんが…
そうやってくっつけてしまった場所には周囲との癒着がつきものだしなるべくならやりたくないです。
でも今回の講習会は自分のためになったと思っています。
どうも飯山です
この説明会、俺も行きたかったな?
こんな会があると知った時にはもうしめ切ってて。w
だからこそ
れぽのような内容で
今日のブログ読んでよかったです。
俺はまだカウンセリングすら行ってませんが
(今週行きますが)
けーじろーさんと近い気がしますね。
「間」っていうの分かる気がします。
長らくぶりのコメントになります。僕は今日大阪の説明会に行ってきましたが、50人弱だったので東京はすごく大勢の人達が参加してたみたいですね。
講演会のメインは第2ステージ以降の内容であの動画観てドン引きでした。お恥ずかしいですが今だにどこからオシッコが出てるのかはっきり分かってないような人間ですから・・・何がなんだか分からないものを上手いこと接合してる感じくらいにしか見えなかったのです。
僕自身が尿道延長はともかくそれ以降のステージはリスクが高いので視野に入れてないから特にかもしれません。
だからと言ってはなんですが、僕の興味は他の参加者FTMだったりタイから同行してきてたスタッフだったりと全然集中できてなかったと思います。
なんか改めて自分が僕はFTMやったわって思い知らされ、まだまだ僕自信のパス度についても考えさせられた感じでした。
そういう意味では今回の講演会に参加して己を客観視する場でもあったと思いました
>シンバ さん
講習会いらっしゃってたんですね!
ぜひこちらもお会いしたかったです。
よかったら今度フットサルでも顔だしてください。
膣閉鎖について語りましょうw
>飯山さん
れぽが役にたって何よりです。
カウンセリングいよいよですね。
いい方向にいくこと祈ってます!
>sunさん
大阪の説明会に行ったんですね^^
確かに他の方のパス度は気になりますよね。
でもいろんな方みると、けっこう参考になったり
勉強になるので いい刺激になります。
はじめまして
僕はDIGFtMです すでに胸オペもすんでおりSRSも終わってます
戸籍も変わり今はとてもうれしい気持ちです
後悔はしてないですよ
自分にもどってきやのですから
でもこれからが大変なんです
世の中に思い切ってカムできる勇気がないです