注) マジで長くてウザいから 時間がない人は
読まないほうがいいと思います
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
つい先日、久々に嫁の親父さんと飲んだ。
今回は特別に 近所に越してきたばかりの
前の前の会社の同僚も一緒に4人で。
5分遅れで登場すると
嫁と親父さんが 店じゅうに響き渡る声で 大バトル中。
キマヅイぼくは テーブルの上を歩いてるゴキブリを退治したり
テレビモニターに目をやったり
確実に「僕のこと」でバトルってるのを尻目に
とりあえずはひと段落するのを待つ。
今日は友達も来るから 「さすがにこの状況はねーだろ?」
と思いながらも
結局そのまま同僚が登場。
「すんません こちら親子喧嘩中なんで アハ・・・ ^^;;;; 」 と
なんとか奇妙な空気を吹き飛ばし
元同僚を席に座らせる。
彼女が来たお陰で なんとかバトルは収束。
やっとこさ ビールで乾杯し
ようやくひと段落。
まあ もめてる原因ってのは
簡単に言ってしまえば
僕が「フツーの男でない 」からなんですけど。
以前ブログに書いたように
相関図的に言うと
僕と嫁の関係は 幸い
僕の親はもちろんのこと
嫁の親父さん お祖母さんにも ある程度理解されている。
おばあちゃんに関しては
結局のところ 女同士 =「レズビアン」
という風にしか写っていないようだし
「けーじろー君はイイコだけど、うちの孫と友達同士じゃだめなのかしら?」
っていうのが まあ本音のご様子。
ただ、その本音が、僕の外見が男性化していくにつれて
「最近は男の子にしか見えなくなってきたはねーーー」
「ほんとに 男だったらよかったのにねーーーー」
「ていうか、何で男じゃないのかしらこの人ーー」
という風に、顕著に変わってきているのはおもしろい。
80歳を超える年齢を考えれば
それはものすごいことだと思われる。
そして 親父さんにいたっては
GIDがどうとか、理解できるできないっていうことより
とにかく娘がかわいくて仕方ない
とにかく彼女がずっと幸せでいてほしい
できれば
残りの人生も最後まで大きな苦労をせずに
幸せに平穏無事でいてほしい・・・
だから
パートナーが、FTMだろうが何だろうが
彼女がそいつといて、幸せというのなら
それを応援したいし
できれば一番の理解者でありたいと考えてくれているのだろう。
だからこそ
僕らにとって一番 「良い環境」 を
自分が生きているうちに整えたあげたいというのが
何よりの願いなんだと受け止めている。
その親父さんのキモチには
言葉では言い表せないほど感謝している。
しかし 今のところ、彼女のお母様には
僕は一切受け入れられていない。
きっと 誰それがFTMだろうがレズビアンだろうが
世間の「どこか」 つまり 「自分の家の外」の話なら
きっと率先して応援してくれただろうと思う。
しかし、自分の家のこととなると別。
「所詮 女同士。レズビアンみたいなものは受け入れられない」
「何でうちの子が元女?所詮女?と一緒にいるのか意味不明・・・」
というのが 本当のところのようだ。
どんな形であれば「偏見」を持つということは
決して褒められることではないかもしれないけど
「受け入れられるキャパシティー」は
その人がそれまで生きてきて
見てきたもの、経験したこと、得ている知識や情報
それから育った環境 などによって
人それぞれ全く違うわけだから
それはそれで 「様々な反応の一つ」 として
受け入れるしかない。
その反応に対して 「正しい・正しくない」 と言ったところで
何もはじまらない。
僕に関して言えば
性同一性障害と診断されたとしても
所詮遺伝子は一生 XX
戸籍上の性別を変更したところで
所詮 DNAは女だし
女で生まれた過去も 女で生きた過去も
完全に抹消できるわけではない。
きっと、彼女のお母さんにとっては
僕が性同一性障害だから、二人のキモチは異性同士とか・・・
僕の戸籍が変わったら それは異性同士になるとか・・・
そんなことは 正直どうでもいいことのはず。
だから多分、同性愛ではないとか
そんなことを説明しても意味はないだろうし
万が一説明して
「じゃあ同性愛じゃないんだ!異性愛なのね。あー安心した」
なんて言われて受け入れられたら
もっと「後味」が悪いかもしれん。
それこそ
「同性愛」というものを
彼らと一緒に差別的に扱うことによって
「性同一性障害」というものを
ちょっとだけ「マシ」に見せたみたいな
FTMバイだかFTMゲイだかの気がある「わたくし」としては
できれば「そのテク」は使いたくないのだわw
それが結構多くの「シチュエーション」において
(残念ながら)有効な手段だってことは
無論、存知あげておりますが。
きっと、
戸籍を変更するまでは 影に隠れ
戸籍が変わってから お母様の前に登場し
生涯自分が女だったっていうことを 隠し通せば
もしかしたら好都合だったのかもしれないけど
もはや Too late.
僕自身
女で生まれたことを、もはや「ネタ」と思って笑い飛ばし
時には(自分の経験や成長材料という観点では)
女で生まれたことを 「ありがたかった」とさえ思っているのに
別に隠す必要性は感じていない。
ぶっちゃげ、僕の性格上 毎回嘘をつくのは面倒臭いだけなのだがw
逆を返せば、嘘をつき通す「自信」も「根性」もないと言えばそれまでだが
それが僕の選んだ生き方だから
ヘタレでも何でもいいんです。
楽しむこと 楽をすることが 人生の最大のテーマなので。
そんなわけで
嫁としては
「受け入れられないなら もういいよ!」 と
ちょっと逆ギレ気味な感もあり
あまり積極的に「ゴマスリ活動」もしていないのが現実。
もちろん、「僕ら」が道を切り開くためには
僕らがコツコツがんばるしかないのかもしれないのだが
嫁の気持ちもわからないでもない。
たとえば 仮に 立場が反対で
嫁の肌の色とか国籍とか宗教とか・・・
なんらかが原因で
僕の母親に拒絶され
「あの女との結婚は絶対に認めない。うちの敷居はまたがせません!」
とか僕に言ったとする。
もちろん、母親が生きてきた範囲の「普通の価値観」からすれば
彼女の言動は「世間的にOK」だと思って吐いているんだろう。
今はしらないが、僕がアメリカ留学した10年?15年ほど前までは
留学する娘を持つ親が 決まって
「黒人だけはやめてね」 と 正々堂々と
それも悪びれることもなく
決まりセリフのように言って娘を送り出していたことに良く似ている。
あの 「公然の差別発言」と同じようなもので
言ってる本人は
「間違ってるかもしれないけど、言っても大丈夫なこと。」
と思っていたに違いない。
しかし、それが明らかな偏見であることは確か。
きっと、うちの親が、嫁を差別しようものなら
「彼女自身を知ろうともせず、向き合おうともせず、肌の色や国籍だけを理由に、頑固として彼女を受け入れないなら、俺ももうあんたとは会わない。」
そう言わないとは、言い切れない。
だから 「ほんとにもういいよ!」っていう嫁の気持ちはわからなくない。
きっと
「偏見を持っている人間に理解を示すことは、偏見を肯定することにつながりかねない。
だから、まちがった偏見には毅然とした態度で挑みたい。それがたとえ親だったとしても」
という僕だけに限らず
「不当な差別を受けているもの全て」への「愛情」であり
彼女が感じている「それらへの責任」の表れなんだと思っている。
そこは 痛いほどわかるし
感謝している。
しかし 同時に 自分の親は親であり
どんな偏見に満ちた考えを持っていても
どんなに保守的な考えを持っていても
自分の親は親だ。
つまり
子供が犯罪者だろうが 同性愛者だろうが GIDだろうが
我が子が我が子であるように
そして
親がそれを受け入れるしかないのと同じように
子供は子供で
偏見に満ちた親 理解を示さない親だったとしても
子は、そうだと受け入れるしかないのだ。
つまり
できることはただ二つ。
で
この先仲良くするの?
それとも
仲よくしないの?
たったそれだけ。
確かに、偏見や差別をしている人に対して
ご機嫌をとることや、下手にでることは
「差別」を容認するのと同じなのかもしれない。
しかし 本当の差別や偏見は
法律やまっとうな理論がなくしてくれるのではなく
まずは 接する「機会」があり
接することを 「繰り返す」 うちに
接することに 「慣れ」
そしてその経験の中に 「ポジティブなもの」
つまり
接しているときに
「いいこと」「楽しいこと」 が増えることでしか
「本当の偏見」など なくならないのだ。
僕はそう思っている。
つまり
もし いつの日か
彼女のお母さんの 僕に対する「偏見」とまではいわなくても
「マイナスなキモチ」「好意的に見れない何か」
がなくなる日が来るとすれば
それは
僕と話していて楽しい
僕と一緒にいていいことがあった
という経験を増やし、それを何度も繰り返すことで
気がつくと いつの間にか消えていた・・・
きっと
そんなものなんだと思う。
差別や偏見が 実に無意味で不必要なものかくらい
人間は頭ではわかっている。
しかし 見知らぬものに恐怖心や不快感を抱いてしまうのは
ある意味人間の「防衛本能」の一部なのかもしれない。
ともすると
偏見は、最も不要であり最も自然ということかもしれない。
ならば
いつの日か、皆で仲よくするというゴールを目指すのならば
「楽しい経験を増やすために 今何ができるか」
ということを考えるしかないのだ。
受け入れてくれないならもういい と逆ギレするのではなく
「相手はすでに受け入れている
ただ まだ慣れていないだけだ 」
ということを
こちら側が心から知る必要があるのだと思う。
もっと言えば
どっちが先に譲歩するかだけの話なのだと思う。
行動が先か 口先が先かだけの話だ
行動のほうが威力は何倍もある。
だったら「仲良しごっこ」 からはじめるのも
あながち悪くない戦略ってことのはず。
「FTMの彼に会ってみてもいいかも」と
思ってもらうためにできること
それは
「うちの娘はこんなに幸せそうで、こんなにいい笑顔をしている。
そんな娘が一緒にいる人・・・ 一体どんな人なんだろう・・・」
上手に文章がかけないが
これに近い状況を のんびり時間をかけて作ることが
きっと面倒くさいようで 一番近道なのかもしれない。
自分が望む状況は
先に自分が作っちゃえばいい
人生のカラクリは
いつだって「ギガ」シンプル
なのかもねーーーーーー。














けーじろーさんの気持ち、痛いほどわかります。
僕はまだ、彼女のご両親に話せないままです。
将来を一緒に考える相手だからこそ、『受け入れ』されるかどうか…不安で行動おこせない。
でも、どんな形であれ、どんな人間であれ、受け入れてもらえるには、個人の人間性が大事だと思っています。
けーじろーさんが素直にこうしたブログ書いてくれるから、僕も頑張れる気になれます。
お父様も、きっときっと気を揉まれているんでしょうね。
切ないなぁ…。
仲良しごっこ。
ちょっと面白い。(深?い意味で)
初めまして、カボチャと申します。
初めて読ませて頂きました。
自分は24になるFTMです。
来月手術があり、その後戸籍変更を申請する予定です。
今は諸事情につき大学で学生をやっています。
長年連れ添った彼女がいて、卒業し就職後をめどに、お互い結婚を視野にいれています。
しかし問題は相手の親。
主さんと同じで、相手の母親はとても厳しく、どうにかして娘(彼女)を純男と結婚させたい様子なのです。
でもそれは、親ならば至極当然の事だと思います。
彼女や親御さんが望んでも、子を設けてあげられない。それで別れを希望されてしまえば、反論の余地はありません。
自分がどんなに相手を好いていようとも。
主さんところと同じく「所詮女同士」「早く別れてくれないかなー」という感じで、それを彼女に間接的にやるもので、彼女もひどく憔悴しているのです。
彼女はそれでも、自分の事を好いてくれて結婚をしていと思っているみたいなのですが、どちらかといえば親に従順な方なので、主さんのところのように
「もういいよ!」みたいな事は言いません。
自分だって彼女の親御さんには認められたいし、仲良くはしたいのですが、会う機会や話も完全にシャットアウトされては元も子もないようなきがします。また、彼女の親(片親で母親なのですが)は精神病を患っており、世間一般と噛み合わない、矛盾した事を言ったりする事もしばしばです。
こういった場合、主さんなら如何しますか?
是非参考までにお聞かせください。
長くなってしまい申し訳御座いません。
>takebeさん
受け入れてもらえたら、それはめっちゃ嬉しいことだけど、受け入れさせようって無理強いは、裏目になっちゃいますから、お互い「時間」の力を借りながら、のんびりやってきましょう!多分、世の中で、時間が解決できないものって、そうそうない気がします。
>リコさん
おひさしぶりです!親父さん大変そうな半分、たまに楽しそうですww 喧嘩もある意味、喧嘩ごっこみたいなもんですよね。きっと。
>カボチャ さん
はじめまして!
お気持ちよーーーくわかります。お互い辛いですよね。
僕も昔、同じようなことを考えていました。でも、その「過程」全てが、「二人の関係」なんだと思います。つまり、最後の最後は、親を優先してわかれても、子供のことで、別れを選んでも、全てを捨ててでも、二人で一緒にいても・・・・
結局 「FTMだから」ってのは、もっともらしい言い訳のようで、実は言い訳にはならないんだなって思ってます。ダメなときは純男でもFtMでも関係ない。そう思わないと、何かあるごとにFTMを言い訳にしちゃうような気がして、だから僕はやめました。
彼女のお母様に会えないのは辛いですが、彼女ももっと辛いはずですので、まずは彼女さんの「胸のうち」を、いっぱい聞いてあげてください。「子供が欲しい」なら、その声を毎晩でも聞いてあげて受け止めてあげるだけでも、だいぶ楽になるはずです。
色々あるけど、お互いがんばりましょう!
mixiでメッセージさせていただいた司です。
勇気をだして、書き込みしました。
私は当事者ではないですが、お気持ちがきちんと伝わってきました。
またゆっくり書き込みをさせていただきますね。
こんにちは。
人に理解される。
人に自分を曝け出して受け入れてもらう。
やっぱり難しい事ですよね。
僕は、彼女は居ませんが欲しいとは思う。
けど、怖いという理由も有りますが、彼女を苦しめる原因に自分がなりたくない・・
って理由が一番にくるんですよね。
どんなに想っていても
どんなに大切にしたくても
それだけじゃ駄目なんだって思い知らされる時って必ずあるし。
同姓、異性問わず関係してくる事ですよね。
偏見って相手の物差しだけど
時に関わると面倒臭くなって投げやりになったり、
スルーしたくなりますけど、一生関わっていく環境
でもありますよね。
改めて、感じました。
> 司 さん
書き込みありがとうございます!
確かに、Mixi経由だと安心?!なのか、皆さん気軽にメッセージくれるんですけど、なかなかブログのコメントは皆さん勇気がいるみたいですね。やっぱり公開されてるからでしょうか。でも、気にせず気軽に何でも書いてくださいませ!当事者じゃない方の言葉は、かなり貴重なご意見です。今後ともよろしくお願いします(^^)
>yukiさん
コメントありがとうございます。
>>彼女を苦しめる原因に自分がなりたくない・・
お気持ちはよくわかります。
でも、FTMでも、そうでなくても苦しめることも幸せにすることも、自分次第で変わってくると思います。
>>それだけじゃ駄目なんだって思い知らされる時って必ずあるし。
確かに多々ありますね^^;でも、それだけじゃダメって思うより、「こんなにできることがある!」って思うだけで、少し前向きになれる気がします。
とはいえ、時には僕も投げやりになりますのでw そんなときは思いっきりスルーしてますww