昨夜の続き。
あのブログを書いてから間もなく、嫁が帰宅。
結果は ・・・・
うちのおかんの手紙は、結局受け取ってももらえず。
僕が3年半前にご両親に宛てて書いた手紙も、
その存在は知っていたが
未だに読んでいないとのこと。
そして、僕に関する話は
「一切聞きたくもないし、知りたくもない」 と
はっきりとお母様の口から聞かされたそうです。
「好きな人ができてしまったから、離婚します。相手は性同一性障害の人です」
嫁がご両親にそう伝えてから早3年半。
嫁からすれば、2等追うようなズルイこともしたくないし
自分の気持ちを偽ってまで、
体裁のために結婚生活は続けられないからと
親族、家族、世間からの誹謗中傷を覚悟して
「正直に説明して別よう」
と思って行動したことでも
お母様からすれば、既婚者だった時に
「他に好きな人を作った(と公言してしまった)」
という「事実」がある以上、どんな理由があろうとも
許せないのだという。
理由などは一切関係なく、すべての正・誤は
ものごとの「順番・筋」だけなのだという。
彼女の結婚生活にどんな問題があったとか
彼女の好きになった相手が性同一性障害だったとかは
いまや全く関係のないことなのだとか。
お母様にとっては
「不倫をするような娘に育ててしまった」
と、日々自分のことも、責め続けているのだという。
だから、お母様が3年半前に嫁を勘当したときは
もう二度と会わない覚悟だったそう。
でも
1年半ほど前に
「どんな娘でも、自分の娘だろう。いいことも悪いことも含めて、自分の娘を受け入れられないのであれば、俺はアンタと離婚する」
と、お父様が突きつけたことで
ある意味「やむを得ず」
娘との関係を、表面上は修復することに同意した。
しかし
お母様自身は、許すつもりは毛頭なかったとのこと。
つまり
たとえ相手が、どんなににいい男だろうが 人格者だろうが
年収があろうが いい奴だろうが 人望があろうが いい家柄だろうが。。。
そんなことは関係ない。
お母様は
「最初のやり方が気に入らない」
の一点張りだったそうです。
だから、これからも
お父様とお婆さまと嫁と僕が仲よくしても
自分だけ「仲間はずれ」でもいいから
放っておいて欲しいということでした。
確かに、不倫というのは褒められたことではないし
これに関しては、僕も謝罪する他はない。
我々の自業自得です。
でも、図々しくも、今まで僕はどこかで
「これからの自分の努力次第・自分の在り方次第」
で、何とかなるんじゃないか?
いつかは歩み寄れるんじゃないか?
と思っていた部分がなかったと言えば嘘です。
嫁も、心の奥底では
「いつかはわかってくれるはず」
と期待していなかったといえば、嘘だったと言います。
でも、今回の結果を受けて思ったことは
所詮、僕らが「良かれ」と思ってやっていることは
僕らの価値観でしかないということ。
だから、それを理解されないことがあっても当然だし
非難されたり、否定されることがあってもやむをえないということ。
僕らに必要だったのは
「世の中には、どんなに努力しても、思い通りにならないこと(相手)もある(いる)」
「話さえ聞いてもらえないことも、謝罪のチャンスさえもらえないこともある」
「自分たちの価値観を、絶対だと思うな」
ということを肝に銘じる、シビアな経験だったのだと思う。
幸か不幸か、僕らは今まで、
どんな状況下においても、話を聞いてもらえないほど
誰かに「拒絶」をされたことはなかった。
だからこそ、世の中には「そういう人もいる」ということを
学ぶ必要があったのだと思う。
僕の場合、不幸にして、それが「彼女の母親」だったのは
非常に残念なことだが
受け入れて貰えないことを 受け入れること
許してもらえないことを 受け入れること
が、今の僕らの学びなんだと思う。
嫁にとっても僕にとっても
大切な人に拒絶され続けることは
決して楽しいことではありません。
でも、それが 「自分たちがやったこと」 の
結果
なんだと真摯に受け止め
この先も生きていくしかないと思っています。
今後、日本で正式に入籍することがあっても
日本で結婚式をする日が来ても
きっとお母様は来てくれないでしょうし
お母様が来ないということは
お父様もお婆様も
気を遣っていらっしゃらない可能性もあるでしょう。
それは、嫁にとっても僕にとっても
悲しい・・・というよりは
寂しいことではあります。
でも、それも受け入れるしかありません。
でも、こんなことを言うと変ですが
どこかこういう状況を
こういう逆境みたいなものを
どこか「新たな経験」として
「どうせなら楽しもう」 と思っている自分たちがいます。
一番辛いはずの嫁が
「この方が、ブログのネタが尽きなくていいでしょ?」
そう言ってのけたのを聞いて
死ぬまで僕は
「僕なんかと会わなかったら良かったのに」
なんて、防御線を引いたような台詞を
口にしちゃいけないなと
決意を新たにしたのでした。
そして今日、
オペ後初めて、嫁の祖母が経営する喫茶店に行くと
僕の三人称が 「彼」 に変わっていた。
いままでずっと
「苗字に ”さん” 付け」
だった僕の扱いが
「彼」
にアップグレード?されていました。
そして、帰り道、嫁が
お婆さんからのメッセージを伝えてくれた。
「お母さんには、言えば言うほど逃げるから、もう何も言わなくていいわよ。確かに、あたしだって、まだまだ納得いかないことも、あんた達に物申したいこともたくさんあるわよ。でもあたしもあの人たち(嫁のご両親も)も、あんた達に比べれば、そんなに先は長くない。だからあんた達が楽しく生きて行けばそれでいいじゃない。」
そう言ってくれたのだとか。
80歳のお婆さんが
僕を「彼」とはじめて呼び
こんなことを言ってくれた。
この気持ちを無駄にはしたくない。
そして、お母様には
生涯お会いすることさえ許されなくても
もしもこの先、予期せず「道端」ですれ違ったときに
彼女の目をまっすぐに見られる自分でいられるよう
日々、自分が今やれることを
精一杯やっていくしかないと
そう思いました。
それが
「母親として一貫して変わらない厳しい態度」 をとって下さった
嫁のお母様に対する
何よりの誠意だと思っています。
だって、本当に一番辛いのは
お母様かもしれないですから。
娘に厳しい態度を取りつづけなきゃいけないのは
本当に辛いと思うんです。
色々なことを教えてくれたまだ見ぬお母様には
心から感謝しています。














しみじみ読ませてもらいました。
変化を期待して、私も少しドキドキしていましたが。。。
私たちが神様や仙人ではく人間だからこそ、万人を受入れることなんて不可能に等しいのでしょうね。
受入れてもらえない側にも、受入れない側にも、良し悪しはないのだと思います。
受入れてもらえない学びってあるように思います。
私も勉強させてもらった気がします。
素敵なブログをありがとう♪
理解してもらいたい
人間なら誰しもそう思うことが当たり前で
でも
どうしても理解してもらえない場面がある
生き方のstyleがどうしても違う
どんなに努力しても
歩み寄れない人が世の中にはいる
私も過去最長一緒に時間を過ごした人でそれを思い知らされました
そして
理解してもらいたいと思うのは自分のエゴでしかないのか
結局はワガママな人間は自分じゃないのかと
落ち込んだことも
でも
お婆様がおっしゃる通り
「自分達が楽しく生きる」
「幸せになる」
それしかないと思う
それがお母様への誠意
そして
自分を受け入れて、理解してくれる人への誠意
そして
「ネタ尽きないでしょ」
と言ってくれた素晴らしい嫁さんへの誠意
ほんとイイ女だね!!見習いたい(爆)
究極のエゴな発言かもしれないけれど
「誰のものでもない自分のたった1度の人生」
だから
自分を理解し、受け入れてくれる世界で生きていくのもいいのではないかと
かと言って理解してもらおうという努力を怠ってはいけないけれど
光の後ろには必ず影ができることも心に留めつつ
自分達が幸せになることが人生の一番の課題だと思います
みんなに愛され
みんなに理解され
みんなに受け入れられ
誰も傷付かない
そんな人生だったらいいのにね
人生って難しい(笑)
2人がいつもいつも幸せで
笑顔溢れる毎日でいられますように
長文失礼
ぐひー!厳しいね。
まあドラマみたいには行かない日もあるよね。
でも血を分けた親だからこそ話せば判ると思いたいし
だからこそ母親も許せないんだろうし…難しい問題ですな。
もー逆に笑うしか無い!笑ってこw
> 日々自分のことも、責め続けている
これはキツイですね。
と同時に、本当に理由はソレだけなのかな?とも思います。
今でこそ「理解のある母親」のふりをしている私ですが
最初は驚き、嫌悪感さえありました。
同性愛者の方には失礼になるかもしれませんが
「結局、女同士?キモイ」と思ったのは事実です。(ごめんなさい)
だいぶ時間かかりましたよ。
普通に接することができるまで・・・最近です。
娘が「半年記念」とか言ってたので
それくらい掛かってるってことです。
まだまだこれからです。
これから歩み寄るところです。
私はある意味放任的姿勢で育ててきました。
貴女が貴女の責任で行動すれば良い。
失敗してから気づけば納得するでしょう?
私が偉そうな事言えるほど、立派な子育てをしてきていないしね。
ただ、助けを求めてきたら全力で守る!!!
だから?、他の親よりは受け入れやすいのかも知れません・・・
でも、考えても考えても答えは出ません。
これがFTMの彼をもつ娘の親の本音です。
お久しぶりです!
読ませていただいて、
いまの自分の状況や環境についても
すごくかんがえさせられました。
これからもこれからも、
理解してくれる人、そうでない人。
認めてくれる人、そうでない人。
十人十色の意見があり、
その時に自分が自分でいれるか。と考えました。
いつかお二人の願いが届く日がくる事を
願っています!
>kereberaranさん
コメントしてくれるなんて珍しい(笑) めっちゃ嬉しかったです。受け入れてもらえない学び、今おおいに感じてます。この調子だと、まだまだ僕は輪廻転生が必要みたいですわw また来世も宜しくお願いしますww
>mioさん
>>光の後ろには必ず影ができることも心に留めつつ
すごいいいこと言うなぁー。いやあ。感動しました。さすが、人生経験豊富だと改めて感じました。
人生って難しい・・ほんとに思います。と同時に、「超シンプル」と思うときもあるけど、我々の正確だと、たぶん自分たちで余計難しくしてそうだよねww でもそれも嫌じゃなかったりしてwww
>ゆうきさん
どうせならこのドラマ、Lの世界じゃないけど、シーズン6くらいまで楽しもうと思いますww 人生何もないよりはいい感じに飽きないです(苦) いつもナイスなコメント&タイミング、感謝してます。
> visionさん
正直なご意見、ありがとうございます!僕の親も、嫁のご両親も、自分の知らない世界のことに対し、色んなことを妄想・想像し、時には「キモイ」という感情も抱きながら、今日まで迎えているのだと思います。もちろん、答えなど出ずに、でもそれぞれの立場で精一杯、見守ってくれているのだと思います。
>>助けを求めてきたら全力で守る
これって素晴らしいと思います。ある意味、親の仕事って、究極の意味ではこれだけな気がいたします。いつもコメント感謝しています!!
>にょろんさん
お久しぶりです!人が二人いるってことは、すでに「意見の相違」がありますからね^^ ある意味、誰かに理解されないことを嘆くのではなく、「誰か1人でも受け入れてくれる」ことに、感謝すべきなのかもしれませんね。と、自分に言い聞かせてみましたw
ハードルが高い方が燃える性分的な鏡合せしていたところです。
人生塞翁が馬
押してダメなら静寂も大事かと
大人である愛娘が下した結論
娘が本当に大切な存在なら
真の幸福を手に入れ悲しむはずは無いでしょ
大切にしている誠意が伝われば
口と腹とは裏腹に見守っているはずですよッ
> 夢さん
>>口と腹とは裏腹に見守っているはずですよッ
はい。そう信じて、彼女を大切にしていこうと思います。それ以外に自分を証明する方法はないと思っています。本日もすばらしいお言葉、ありがとうございます。
言葉の使い方を間違っていました。寡黙な状況下でしたね。口と腹とは裏腹ではなく、想いとは裏腹にです。失礼します。
物事は見る角度によって見え方が全く違うものになる、ってよく言いますよね。
でも以前手紙を書かれたけーじろーさん、今回手紙を書かれたけーじろーさんのお母さん、それはその時お二人が思った最善の方法を実践されたんだと思います。望む結果にはならなかったこと。それは残念な事ですが、そのときできる最善の行動を取ってこられた事によってお婆さんからの温かい言葉がもらえたんじゃないかな、なんて思いました。
お嫁さん、強くて優しいですね◎辛い事はまたひとつ強くなれるチャンス、日々前を向いていきたいですね^^
>やべっちさん
僕が言うのも変ですが、僕には不釣合いなくらい強くて優しい嫁だと思います。もちろん「ありえん!!!」ってめちゃめちゃむかつくときもありますが。 トータルでは確実に、向こうのほうが、僕より100倍は我慢してると思います。 あーーーーーーーー 滝にでも打たれて僕も自分を磨かないと・・・ です。