先週末は、20年ぶりに
おかんの実家「山形県酒田市」に
行って参りました。
最後におかんの実家に行ったのは
僕が小学校6年生だっただろうか。
小学校の頃は、一人っ子の僕は
親戚が多い田舎が大好きで
よくうちのおかんにも
「酒田に引っ越そうよ!」
と、何度もお願いした記憶がある。
そんな山形県酒田市までは
東京駅から新潟まで新幹線で行き
その後、新潟から酒田まで、特急列車「いなほ」にのって
約4時間ちょっとで到着。
酒田駅につくと
20年ぶりに会う僕のいとこ夫婦やらが
3人でお出迎えしてくれた。
(いとこといっても50代後半)
前回おかんが来たときに
僕が性同一性障害であることや
治療をして戸籍を男にしようとしていることなどを
話してくれていたせいか
さほど誰も驚いた様子もなかった。
というか
ボーイッシュだった小学生が
いきなり32歳のオッサン?みたいになっていたので
女性から男性になったというよりは
思春期前の小学生が、思春期を見ない間に過ごし
大人になった・・・という感じだったので
幸か不幸か
長い間、誰にも会っていなかったことで
女から男
という衝撃は、あまりなかったように思います。
「けーじろー君 あんまり変わらないねー」
と、皆言っていました。
(それが嬉しいかはさておき)
もちろん、うちのおかんが
事前に上手に「情報漏えい」していてくれたことには
本当に感謝しました。
おかん ファインプレー!![]()
って感じです。
20年ぶりに見るいとこたち(当時30歳半ば)は
今では60近いおばさんとおじさんになっていて
そっちのほうが僕には結構、衝撃的でした。
「やっぱりちょっと老けたよな・・」
って。
それと、酒田駅前が周辺が、
栄えるどころか、どんどん衰退してて
駅前にあった 映画でおなじみ 「おしん」 の銅像もなくなっていて
本当に閑散としていてビックリでした。
さて、今回の旅行は、
うちのおかんの小学校の同窓会(還暦祝い)が
メインだったのですが
それに僕らも便乗し
ついでに一緒に温泉に泊まりました。
ていうことは
そうです。
オペ後&ホル後&戸籍の性別変更後
初の温泉であり
人生初の「男湯」です
部屋には風呂がなく、貸切の露店風呂とかもないので
必然的に「男湯」に入るしかありません。
最初はかなり勇気が必要だったけど
何人か、FTMの友達で「銭湯・温泉経験者」に
色々とアドバイスをもらっていたので
勇気を出してチャレンジしてみることに。
まずは温泉旅行のために「エピテーゼ」を購入。
(エピテーゼ = 男性器の人口ボディーです)
決して安い買い物ではないので
タオルで隠して、「ちんこナシ」での入浴も検討したのですが
あまり毛深くない僕にはちょっと難しいだろう・・・
ということで、なけなしの金を叩いて購入。
事前にお風呂場で2度ほど練習し
離脱しないことを確認。
本番当日は、旅館の部屋で「ブツ」に入念に接着剤で貼り付け
顔には「マスカラ」を髭の部分に塗り
濃い目の髭を作り、少しでもパっと見のパス度をUPしておく。
そして、バスタオルと、前隠し用の
手ぬぐいを持って、いざ出陣。
僕が脱衣所に入ると、1人のおじさんが
風呂に入る準備をしていた。
僕は、ロッカーで少しもたついて時間稼ぎをして
その人が入るのを見届け
ちょっとしてから浴場に入った。
風呂場の椅子に座るときは
若干、後ろ目に座って
エピテーゼの「金玉」が、椅子の上に乗っかるようにして
少しでも離脱しないようにしました。
そして、カラダをササっと流して
いざ湯船へ。
先に入っていたおじさんは
一切、自分の股間を隠さずに
ぷらんぷらんしながら歩いている。
僕のエピテーゼも、見た目的には全然リアルだとは思ったけど
万が一取れたら怖いので
手でタマを軽く持って
それを手ぬぐいで軽く隠すような感じで
湯船まで向かった。
おじさんは、何度か僕をチラ見していたが
まじまじ見られることはなかった。
そして、湯船ギリギリで手ぬぐいを風呂場の淵に置いて
ようやく湯船の中へ。
とりあえず「ホッと」していると
湯船に入っていたおじさんがいない。
ん???
と思っていると、なにやら湯船に頭ごと
もぐっているようだ。
おいおいおい
俺の偽チンでも見てるのか???
そこで、水の中で不自然に浮くエピテーゼを
見られてもいいように
軽く足ではさんで、股の間に収めておいた。
そして、ようやく何年ぶりかの大衆浴場を満喫。
人も少ないし、良かった良かった
なーんて、のんきに5分くらい湯船につかってると
いきなり5・6人の団体が入ってきた。
おっと。
急にハードルが上がったぞww
そして、見事に全員フルチン
誰もタオルで隠してないし・・・
口コミや友人、ネットにおける事前調査では、
約、半数くらいの男は
公衆浴場で前を隠すって聞いていたのに
話が全然違うじゃないか!!!
そして僕は直感的に
「あ、韓国人だ!」
と認識。
何故かというと、以前に
こんな記事を見たことがあったからだ。
参照:
韓国人はなぜ、前を隠さないか
http://yoichi38.town-web.net/omoide/korea_life/2004/kankoku/main.html
韓国のお風呂
http://www.dental-ka.com/blog/000961.html
そして、耳を澄ましてみると
見事に、韓国語で会話している。
そして、最初にいたおじさんも韓国人だったらしい。
どうりで、誰一人前を隠していないわけだ。
それにしても僕の作ったエピテーゼ。
体のサイズに合わせて、小さめに注文したはずなのに
この風呂場の中で一番デカくね??(爆)
みたいな。
大きめを注文するFTM君も多いみたいですが
僕は、あえてよりナチュラルに・・・と思って
小さく小さくしたはずなのに
それでも大きすぎるくらいでした。
皆さん、エピテーゼを注文する際は
思っているよりも必ず小さいものをお薦めしますw
セックス用のものを買う際は
どーぞ彼女の好みにでも合わせて・・って感じですがww
そんなわけで
デカイちんこで、無駄に目立ちたくない僕は
風呂を出るまで
「日本人は前を隠す人もいるんですーーー」
と云わんばかりに、堂々と前を隠して
終始温泉を楽しみました。
それにしても、カラダを洗うときに
自分の股間に「ナニかある」というのが
こんなに落ち着くものなのかと実感。
服を着ているときでも
たとえ偽チンでも「ある」のと「ない」のでは
かなり精神的に違いますが
ママでも金!
じゃないけど
風呂でもチン!
があるってうのは、シャワーを浴びて
何もない股間を、都度認識する苦痛から
かなり開放されるものだなーと思いました。
もちろん
寝ててもチン!
起きてもチン!
いつでもチン!
があればベストですが。
もはや、皮膚がかぶれるとかどーであれ
心理的には、寝る間も外したくない心境です。
もちろん、衛生面は気をつけますが
排尿用じゃなければ、そこまで神経質にならなくても
一緒に風呂に入れば大丈夫じゃないかしら?! だめ???
(基本的には、夜はつけない仕様ですので、皆様あとは自己責任でお願いします)
そんなわけで、合計2回温泉に入り
なんとか無事、「初男湯」を満喫することができました。
これも一重に、「急ぎの注文」に快く対応してくれた
日本パラメディカル協会のAMYさんのお陰です。
ちなみに今見てたら
胸オペの手術痕にニップルエピテーゼ!!
http://plaza.rakuten.co.jp/amyairbrushmake/diary/201006170000/
なんていうのもありますね。
胸オペでちょっとうまくいかなくて
海は行けないな・・・という方にも、これがあれば大丈夫かも?!
もちろん、今回、人生初のエピテーゼを実際に購入してみて
「すげーリアル!」って関心した部分もあったし
まだまだ「改良して欲しいなぁー」という点は
いくつかありましたので
そこら辺は、また相談に行ってみようと思います。
ともあれ、注文の多い僕のようなカスタマーに
嫌な顔一つせず、親切に対応してくれたことには
本当に感謝しています。この場を借りてお礼申し上げます。
さてさて
その後、温泉で一泊した後は
いよいよおかんの実家に移動。
おかんの腹違いの兄夫婦(もうすぐ80歳)に迎えられ
しばし団欒。
このご夫婦とも20年ぶりでしたが
さほど僕の外見には驚く様子もなく
いたって普通でした。
これも全て
我が母上の「スーパーファインプレー」のお陰でしょう。
マジ 身内ながらほんとに感謝です。
ぶっちゃげ
親戚とは疎遠だし
性別も外見も変わっちゃったし
二度と親戚と会うこともないのかな・・・・と思っていたので
こんなに「軽く」日記には書いてますけど
僕にとって
再び山形の親戚の所に足を運べることは
言葉では表せないくらい嬉しいことでした。
ましてや「嫁」を連れて行けるなんて
感無量でした。
親戚の皆に会えたこと
ばあちゃんの墓参りができたこと
嫁を連れていけたこと
無事にカミングアウトできたこと
これだけで本当に本当に十分なのに
僕がひっくり帰るくらい嬉しかったのは
「けーじろーちゃんが、嫁さんさつれて来たーー」
と言って、親戚中の誰もが
彼女のことを
「嫁」
として、扱ってくれていたことです。
いくら、うちのおかんが
「親戚には一応、事前にあなたのことは話しておくわ」
なんて言ってたけど、実際問題
どこまで親戚たちが
理解しているのかは、疑問の残るところだったので
きっと
僕の外見が変わっても
きっとどこかで女の子って思うだろうし
もしかしたら、彼女のことはただの「友達」って
言うかもしれないし
露骨に嫌悪感は示さないまでも
ほとんど把握できてないだろうな・・・・と思ったので
親戚中から
「けーじろー君の嫁さん」
っていう言葉を聞いたときは
ワールドカップでBEST4どころか
優勝したくらい嬉しかったです。
そして
「この人たち マジすごい!」
っていうのと
「ここまでちゃんと説明できていたおかんはもっと凄い!」
と、感心してしまいました。
そして
親戚中の好意的な態度を見て安心したのか
おかん自身も、積極的に彼女のことを
「息子の嫁さんになる人です」
みたいに紹介していたので、これまた凄い進化だなーと
感心いたしました。
反対に、嫁にとってみれば
「こんなに紹介されたら、もう逃げたくても逃げられないじゃないか!」
と、内心思っていたかも知れませんが
まあ、何ならそれも作戦のうちですってことで(笑)
そして、もう一つ感動的だったのは
僕が一番慕っていた いとこの姉ちゃんが
嫁に向かって頭を下げるようにして
「けーじろー君をよろしくねーー」
と、まるで実の弟でも気遣うかのように言ってくれたこと。
そして
80歳近くなるばっちゃんが、嫁に向かって
「○○ちゃん、仲よくしてね^^」
と言っていたことです。
何度考えても
僕にとってこれら全てのことが 奇跡です。
そして、実家に置いてあった
僕が小学生だったころの写真を見ながら
「まだけーじろー君女だったねー(笑)」
なんていうことを、親戚の皆と笑いながら話せたことが
何よりの収穫でした。
ずっとずっと行きたかった先祖の墓参りにも行けたし
天国の婆ちゃんにも、今の自分を見てもらえた気がして
なんだか先日の戸籍の性別変更といい
いいタイミングで親戚づきあいが再開できて良かったです。
男としての第一歩を
これでようやく進めそうです。
皆様に心から感謝します。
続。














すごぃ。。。 超チャレンジャーだのー
でも
大浴場を満喫できたようでよかったー
けーちゃんがよく 酒田の話を学生時代してたなーって
思い出したよ
たくさんのふれあいがあったみたいで こころがホッコリしたわぁ
おぉ!いろいろよかったね?!!
てか韓国の方ってそうなのね?勉強になったよ!
日本パラメディカル協会ってFTMに力いれてるんだねー
以前一度だけコメントさせていただきました、せいのすけと申します。
感動的なお話を読ませていただいて、ありがとうございました。
勇気をもらった感じです!
ぼくも親戚と今後どういうふうに関わっていけばいいのかわかりませんし、恐怖感でいっぱいですが、できる限り力まずにいきたいと思います(^^)
男湯!
やはり大浴場は気持ちよさそうですね!
最後に入ったのがいつだったのかよく覚えていないのですが、けーじろーさんのお話を読ませていただいて、いつかお湯につかって「あ゛?」って言えたらなーと思いました(^^)
ちょっとしたことでも将来の楽しみはたくさんあったほうがいいですよね♪
なんか、色々なことがいい方向に向かってますね!!
男湯も含めてww
今度温泉行きたい!!
親戚付き合いって非常に難しい問題ですよね。
だからけーじろーさんのお母さんすごいです。
どういう説明をしたんだろう?とちょっと聞いてみたいw
親戚の方々もすごいですねー。
すんなり受け入れられるってなかなかないですよね。
僕は親戚とは今後よっぽどのことがない限りは付き合わない。と一定の答えを出しています。
それは僕自身が付き合いを必要としていないこともありますし、冠婚葬祭で今の僕と会った相手がその後どうも受け入れられない様子ということもあります。
まぁ人それぞれ色々ありますよね。
でもけーじろーさんのように、親戚とも上手く付き合っていける人は幸せだなーと思います。
「嫁さん」いい響きですねw
初めてコメントします。
僕はノーホル、ノーオペ、家族にはクローゼットの36歳FTMです。
僕はいま、「女性教員」として社会的に生きています。僕はとても臆病で、今の社会的な地位や収入の術を手放すこともできず性別適合への道を歩みだせずにいます。
自分の本当の気持ちを打ち明けることもできず、ただぐずぐずと日々を送っています。
けーじろー君もここに表現できないような苦しみの日々を乗り越えて今があるのだと思います。
彼女さんのためにも、健康には気を付けてください。もう、一人の体じゃないのだから。
これから時々コメントさせてもらいます。
。
家族関係さえ遠くなる現代。。。
感動しました(^^)/
精魂かけて旅立たせた我が子が無事にミッションを完了出来たようで安心しました!!
今後ともかわいがってやってください。
横から済みません。
JUNさん、僕も同じでした。
3年間の休職を経て、今、再び「天職」と思える教壇に立っています。